運営スタッフを入れるのをやめ、社員による集客を提案

投資家への情報発信やコミュニケーション活動を行う会社主催の個人投資家が集うIRイベント。
クライアント様はその出展者の一つ。外資系投信会社のアナリストと営業が、来場の個人投資家に向けて自社證券商品の特徴やメリットをミニセミナーとしてブースでプレゼンするためのプレゼンブース制作とその運営がご依頼内容でした。
ブースが人気で盛況に見えるよう、集客のために呼び込みを行い、セミナー聴講者へノベルティを渡す一連の作業を、当初は全て弊社から入れた運営スタッフで行っており、営業やアナリストの社員様にとっては自分の出番(セミナー講師)以外、他人事になっていました。

クライアントである投信会社の出展目的は、主催のIRコンサルティング会社に対し、自社のブース=投資商品が個人投資家に人気であるようにブースの盛況ぶりを見せ、イベントを盛り上げて協力している姿をアピールし、心象を良くしたいということ。
しかし、回を重ねてクライアントと仲良くなるにつれ、普段は個人投資家と接触の機会がない投信会社社員にとって、出展中はエンドクライアントの生の声を聴ける希少な経験であり、ナレッジの共有になるというメリットもあることがわかりました。そこで、社員で集客呼び込みをしましょう、と提案。弊社運営スタッフはバックアップに回りました。

実際にやってみると、最初はなかなか声が出なかった社員様たちも、徐々に慣れて来場者と対話できるようになり、呼び込みが成功すると自信がついてさらに動けるようになっていきました。陰でブラブラ暇を持て余す人も無くなり、ブースが活気づいて見えるようにもなりました。
そして、来場の個人投資家にとっても、普段会えない投信会社社員に直に質問できるまたとない機会となり、評判は上々で、もう一つの目的にも功を奏したのでした。
その後、他のブースでも社員自らが呼び込みや運営をし、個人投資家とコミュニケーションを取るのが当たり前のようになって、定着しています。



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